勤務先用に書いたものの転載です。
おかげさまでここんところちょっと忙しくしておりまして、すっかり更新が滞っておりました。
そんなこんなのうちに善光寺御開帳、にぎにぎしくもとっくにはじまっております (汗)。「一生に、一度は参れ、善光寺」などと申しまして、北陸新幹線が開業して従来の長野新幹線より本数や席数も多くなっておりますから、東京からといわず、富山や金沢からも多くの皆様にお越しいただきたく思っております。
さて、前回あたりで「善光寺のおもしろポイントをご紹介させていただきます」などと申しました。もちろん、イマドキのおもしろポイントともうしますと次のような類の場所のことですね。
はい、この画面は、スマートフォンでご存知 Google 社が運営している、全世界の、コンピューターの中ではなく実際の世界中で繰り広げられている陣取りゲーム「イングレス:Ingress」の画面です。
「ポータル」と呼ばれるポイントに実際に出向き、そこでなんらかのアクションを起こさないといけないゲームでして、特に神社仏閣教会といった、多くの人々の思念が集まりそうなところが「ポータル」として登録される傾向が強うございます。
また、実際に外に出てその場に行かないといけませんから、若者だけではなく、ご年配の方々もご運動がてらこのゲームを熱心にプレイされているというお話もあるようです。
そんなわけですので、もちろん善光寺にも多数のポータルがございます。
最近横須賀市とか岩手県とかで、この Ingress を使って観光振興をしようという動きが大変活発に行われていると聞き及びますな。
そんなわけでして、せっかく御開帳で善光寺まで多くの方がいらっしゃるのですから、当然(?) Ingress もされるでしょうと。だとしたら、特徴のあるポータルについて、それやその周辺の小ネタのご紹介をさせていただこうというのがこのシリーズの趣旨でございます。
そんなわけで、あなたもレッツ!善光寺ングレス!(寒)
てなわけで、早速今回は「善光寺 入口」というポータルのご紹介。
冒頭に掲載させていだきましたとおり、善光寺の入り口は御開帳開催中であることを示す立て看板と提灯が出ておりまして、季節柄桜も咲いておりまして、だいぶ様子がようございます。しかし、ポータルとして写真が登録されているのはこちらのナゾの物体です。
善光寺まで歩いていらっしゃった方はおわかりのとおり、長野駅から善光寺まで至る道路「長野市道長野中央通り」は、石畳のようになっておりまして、なかなかちょっとイカス景観になっておる、まさに善光寺の門前通りでございます。
この長野市道路元標は、まさに長野の道路は善光寺さんを起点として作られているということを証明するものでございますな。
その昔はこの標識の横に、「牛にひかれて善光寺」とばかりに牛に乗った小さな石仏がちょこんと添えられていた記憶がうっすらあるのですが、いつのまにかなくなっちゃいましたね。どこへ行ったのやら…。
長野駅からこの善光寺の入り口までには、かつて長野オリンピックの表彰式だったところなどでにぎやかに大縁日がひらかれていたりします。また、この元標の道路を挟んだ正面には善光寺名物の七味唐辛子専門店や、その向かいには映画「転校生-さよならあなた-」でヒロインの自宅となったお蕎麦屋さんがあったりします。
いきなりタクシーで乗り付けるのもまあ結構ですが、せっかくですんで、善光寺門前の通りを歩いてお楽しみになられてはいかがかと。
そんなわけで、善光寺のお参りは、ここからはじまりますよん。
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