勤務先用に書いたものです。
今年もそろそろ押し迫って参りました。みなさま走ってますか?師走だからって走りゃしませんですかね。
来年2016年の4月から5月にかけて、信州の諏訪では諏訪大社にて御柱祭がとり行われます。ことしは長野市で善光寺の御開帳というビッグイベントがありましたが、その翌年に諏訪の御柱があります。歴史的には善光寺の方が諏訪にあわせたようなんですけども。
つまり、こちらの御柱祭も、善光寺御開帳と同じく、かぞえ7年 (実際には6年) に1度だけ行われる、信州のビッグイベントなのです。
信州諏訪湖のほとりに、「諏訪大社」という大きな神社が2つ (上社と下社) ありまして、上社の本宮と前宮、下社の秋宮と春宮4つの「おみや」のまわり4隅に、山から切りだしてきた自然木を立てるというお祭りです。
それが結構な巨木でして、お山の上から切り出しくてくるのはもちろん、大社まで運んでくるのが大騒ぎでして、まだ寒い時期なのにみんなで川の水の中に入ってひっぱってきたり、それはもう大変。
特に有名なのが「木落し」という行事でして、距離にして80メートルから100メートル、傾斜30度から35度といいますから結構な急坂を、氏子の方がその巨木にまたがりまして、どどどどっと滑り降りてきます。
これがまたとんでもなく勇壮といいますが、正直キケンでして(汗)、それでまたこの木にまたがるひととその並び順は事前に決められておりまして、大変名誉と権威があるらしいのですが、そこに突撃してきてその座を奪おうとする方々もいらっしゃってりして、まさに乱闘状態。ただでさえ巨木を坂から滑り落としてその上に乗っているというだけでキケンなのに、さらにその上やまわりでケンカが勃発する有様。うかうか見学してると巻き込まれるんじゃないか、いやむしろたまに死人も出ているなんていう、すごいお祭りで、日本三大奇祭のひとつといわれています。
あ、もちろん地元の方々は毎回努力されておられまして、回を重ねるごとに安全性は向上していまして、観光客の方はだいぶご安心してご覧になられるようになっているそうですけどね。
さて、そんなわけで、当ながのモールも今年の善光寺御開帳同様に、諏訪御柱祭に便乗しようという魂胆です。
といってもこれを書いているワタクシは北の方、長野の人間でして、諏訪のことはあまりよくしりません。信州人てのはそういうものです。
そんなわけで、とってもめずらしいらしい「御柱祭」が行われる、諏訪大社というおみやさんについて、これを機会に勉強していこうという、そういう主旨の連載でございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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